海から山まで、様々な地形のある高知県では、暖かくて雨の多い気候を生かした農業が盛んです。県の全体のおよそ5分の4(84%)が山地で平地が少ないのですが、物部川や仁淀川、四万十川など大きな川の下流には、高知平野や中村平野が広がっています。平野部では冬でも暖かく雨が少なく、夏は暑く雨が多い気候です。また、朝晩の冷え込み、昼夜の温度差が大きいので野菜、果物ともに品質優れた作物が栽培されています。ビニールハウスでの栽培も盛んです。
高知県東部
高知県のなすのほとんどが東部で生産されています。温州ミカン。柚子などもたくさん生産されています。その他にはなす、ピーマン、きゅうり、みょうが、フルーツトマトなどの産地として知られています。
高知県中部
県内の約半分のピーマンが生産されています。ピーマン、きゅうり、おくら、やっこねぎ、文旦、梨、なす、みょうが、フルーツトマトなどの産地として知られています。
高知県西部
なんといってもみょうがの生産量が高知県の中でも1番です!高知県で作られるみょうがのほとんどが高知県の西部でつくられています。その他にはしょうが、オクラ、ししとう、果物では小夏、栗などの大きな産地があります。西部の四万十市や宿毛市などでニラ、オクラ、ショウガ、ブロッコリーなどの栽培が盛んです。